例のごとくサッカーくじtotoを購入してJリーグの試合を楽しみに観る週末。
土曜日の仕事を終えて帰宅すると、ちょうど「アルビレックス新潟 ✕ 川崎フロンターレ」の試合中継がBS1で始まったところだった。
totoの13の対象試合のうち1番目に出ているカードだ。
つまりこの試合の勝敗の予想を外すと、今日明日で行われる13試合の「全問正解」の可能性が早々と消滅してしまい、同時に「当たってるかな?当たってるかな?」のワクワク感も早々と消滅してしまうということだ。
そして今週は「キャリーオーバー22億円になっているMEGABIG」も1枚だけ買っているのだった。MEGABIGは「試合の勝敗」ではなく「両チームの合計得点」が予想の対象である。
僕のMEGABIGの新潟川崎戦の予想は「1」。これは両チームの得点合計が0点、または1点となることだ。
ここ6年間で4度のJ1リーグ優勝を誇る王者川崎に対して、アルビレックス新潟は6年ぶりにJ2からJ1に昇格してきたクラブである。その点でこの予想は「思いきって勝負に出た予想」と言える。
そしてMEGABIGをふまえると「1−0でアルビレックス新潟の勝利」が僕にとっての最良の結果であるといえる。
新潟と川崎、どちらも得点力の高いチームである。点の取り合いになる可能性は高い。
1−0で終わるためにはあまり早くに得点が入らないほうがいい。
そして川崎はやっぱりボールを持てる! ・・・僕の予想はあんまり期待が持てない!
そんな中で前半22分、アルビレックス新潟の伊藤涼太郎選手にゴールが生まれた。ファーにズドンといきそうな位置でニアに低い球。タイミングも外していてGKチョン・ソンリョンも動けなかった。
伊藤涼太郎のプレイに感心していたが、よく考えたらこのままの状態で試合が終わってくれたら「僕にとっての最良の結果」ではないか!
ここからの時間は両チームどちらにも得点が入らないことを祈りながら試合を観ることになってしまった。
totoをやっているとこういうことがままある。
新潟としては川崎相手に1点では心もとないため積極的に追加点を狙いに行く。川崎のパスを掻っ攫ってのカウンターが冴えている。
川崎も追いつくために必死で選手も変えながらあの手この手を繰り出してくる。
川崎のコーナーキックにマルシーニョが詰める!GKキャッチ。(ふぅ・・・)
新潟・鈴木孝司のPKアピール。(ないない・・・)
ここまで3試合の新潟は先制しても必ず相手に点を許していた。
その教訓がこの試合に生かされている気がした。慌てることなく、J2 時代のようにきっちりとパスを回し時間を使っていた。
後半も終わりに近づくと新潟も1−0での勝利に焦点を合わせてきたようで、やっと僕の心と狙いが一致してきてくれた。
でも川崎は最後の最後にドラマを生むチーム。油断はできない。
川崎の最後のパワープレイを凌ぎきり試合終了のホイッスルが鳴った時、僕も両手を天に突き上げていた。