NHKBSの朝ドラ「あまちゃん」。
10年ぶりに始まった再放送を毎日録画して、家族三人で楽しみに観ている。
妻などは朝に一人で観て、夜もまたみんなと録画を観ている。
いや~、面白い面白い。
さすが人気があるわけだ。
一話15分だけど毎回濃いなぁ。
毎話毎話なにか語りたくなるドラマなのだが、それをやると最早このブログは「totoを当てる日」ではなく、「あまちゃん大好き♡じぇじぇじぇblog」とかになってしまう。
物語の舞台となる「北三陸市」は架空の町だが、そこの郷土料理とされる「まめぶ汁」は実在する久慈市、旧山形村の料理だそうだ。
ドラマの中では、名物になりきれないパッとしない料理として登場し、何とかそれを売り出そうとする「まめぶ大使」のあんべちゃん(片桐はいりさん)とともに、作中での重要な役割を担っている。
醤油味のだし汁に、まめぶ(クルミと黒糖を包む団子)や野菜、焼き豆腐、油揚げなどが入った「まめぶ汁」。
〈口の中で、甘えのか、しょっぺえのか、緊急会議をひらくべ?!〉
〈美味しいのか? 美味しぐねえのか? 微妙・・・。 でも、・・・うん、美味しい!〉
〈地元の人にもいまいち・・・。〉
〈でも、だんだん癖になる味だべ?〉
といった感じで描かれているが、主人公のアキちゃんは、あんべちゃんの作るまめぶを好んでもりもり食べている。
妻が、そのまめぶをずっと食べたい食べたいと言っているので、今日の昼食に作ってみることにした。
僕はまめぶの担当だ。
小麦粉を熱湯で捏ね、黒糖とクルミを包んで直径2センチくらいの団子にする。
捏ねて丸める系の作業をしていると、いつも子どもの頃の粘土遊びを思い出してしまう。
あまりおもちゃを持っていなかった僕は、油粘土でいろんなヒーローやロボット、乗り物なんかを作っていた。
両手でコロコロと丸めるまめぶ。
なんかかわいい。まめぶに愛着が湧いてくる。
味の方はどうだろう。
甘さとしょっぱさの組み合わせは、個人的には割と好きなので、さほど違和感なく美味しい。クルミも好きだし。
妻の作ったいりこと昆布の出汁が、そもそも美味しい。
小麦粉団子なので、数はそんなに食べられないかもしれない。
もともとは地元のお正月料理らしい。
ドラマのあんべちゃんは、このまめぶで東京進出を目指して、まずは宇都宮へと旅立って行った。
駅での別れのシーン、よかったな。
「あまちゃん」、コメディ要素とアキちゃんの可愛さだけでも毎回充分に楽しませてもらえるんだけど、いろんな親子の描き方が身につまされて、いろいろ考えながらも観られるいいドラマなんだよな。
うちはテレビ観る時間ってそれほど多くはないけど、こういう家族共通の楽しみが毎日あるのはありがたいことだ。