totoを当てる日

サッカーくじtotoを当てて人生を変える話

日常に潜むぴっとん

《 ※今回の記事はお食事中の方(ご飯食べながらブログ読むことあるのか分かりませんけれども)は読まないほうがいいかも しれないっす😗 》

 

仕事場で。

 

カウンターの上に出して置いている書類やチラシの、その紙の縁が破れているというのだ。

 

「?」

どういうことかな?

 

見てみると、確かに紙の縁がガタガタに破り取られたような、溶けたような、噛られたような、そんなことになっている。

 

側に手指消毒用のアルコールのポンプを置いているので、「その液が飛び散ったせいで破れてるのかと思ってたんですけど、違うみたいなんですよぅ。何かの虫かもしれないです。」

 

虫?

 

「ナメクジとか。」

 

ナメクジ?

 

「ほら、ここ。何か紙の上にテカテカした筋が付いてないですか?」

 

僕にはちょっとよく見えなかったけど、そういえばこの前、カウンターの上の観葉植物の鉢にナメクジが付いていた。しばらく外に置いていた鉢だ。

その観葉植物の葉っぱも噛られたように穴が空いていた。

へー、ナメクジって紙も食べるの?

 

葉っぱの裏とか鉢の下とか書類ケースの後ろとか、その付近でナメクジさんの潜んでいそうな所を探してみたのだけど見つからなかった。

 

やだな。ナメクジはどうも苦手だ。

何処にいるのか分からないけど何処かに潜んでいるナメクジ…。  

苦手だ。

 

その後マイボトルの麦茶を飲む時に、「水筒の中から顔を出すナメクジさん(コンニチハ)」みたいな妄想が不意に頭に浮かんでくるのを、「いやいや、あり得ない。蓋ちゃんと閉まってるし。」と、頑張って頭の中で打ち消してみたりする。

僕の脳はそういうちょっとヤバいところがある。

 

 

だいたい「ナメクジ」って名前が悪いよな。

嫌な言葉の響きだ。彼らにぴったりだけど。

もっと可愛らしい名前だったらイメージ変わるのかな?

「ぴっとん」とか。

 

「カタツムリとか、名前にまだ可愛げありますよね。マイマイとか。」

そう言われたのだけど、以前に小川洋子の短編でカタツムリの出てくるちょっと気持ちの悪い小説(「いつも彼らはどこかに」の中の「断食蝸牛」)を読んでからカタツムリも少し苦手だ。

確かにマイマイって名前はかわいい系の響きだと思うけど。

 

 

そういえば中学のとき同級生の女子が

「テーブルの上にイカの塩辛が落ちていて、何で塩辛落ちてんのかなーと思いながら食べようと思って摘んだらナメクジだったんだよねー。」

という話をしてくれたことを思い出した。

ありそうで怖いな。

 

 

さらにそういえば、机を合わせて4,5人で食べる小学校の給食の時間に、いつも怖い話をしてくる女子がいたなーと思い出す。

 

その子は常日頃、ホラー漫画とか心霊写真の本なんかを愛読していた。

 

「いつも青虫を殺してばかりいた子どもが、そのうちに食べるものが全部青虫に見えるようになって、無理矢理にそれを食べてたらその子自身がでっかい青虫になってたんだって。」とか、

「田舎の古い家で暮らすことになった子が、家の外にある汲み取り便所で夜中におしっこしてたら、便器の中から手が出てきて暗い穴の中に引き摺り込まれたんだって。」とか、

ホラー漫画で読んだという、給食中に聞くにはありがたくない話を、毎日じっくりと語って聞かせてくれた。

 

僕と友達のY君は、「そんなの、たすけて〜! 便所が引っぱる〜! って言って叫べばいいじゃん。」とか言って強がってはいたけど、結局今でもその話を憶えてしまっている…。

 

怖い話が好きな人たちって何なのかな?

ほんとに楽しいの?

その魅力はよく解らないけど、人に聞かせるのが楽しいのかもしれない。

彼女は今ごろ「怖い話ブロガー」とかになっていそうだ。

 

 

 

ナメクジ、だいぶ探したけど見つからなかった。

 

調べてくれたところ夜行性らしい。

夜中に出てくるのかー。

しかも雌雄同体で、交尾すると両方が産卵するんだってさ。

 

部屋の中での産卵はご遠慮いただきたい。

あと書類はなるべく食べないでいただきたい。

よろしくお願いします。

 

 

以上、仕事場から梅雨の話題(?)でしたー。