totoを当てる日

サッカーくじtotoを当てて人生を変える話

お参り

今日は午前中で仕事を終えると、片付けを後回しにしておいて、急いで昼食を済ませてお墓参りと神社の参拝へ向かった。

 

お盆に行った時には結構草が生えていたお墓は、今日はまだ綺麗なままだった。山を造成した古くて広大な霊園は、斜面の勾配もきつく、わりと無秩序に区画がひしめき合っている。母親なんかは登るのがしんどいので、父の納骨のあとは三回忌の法要の時くらいしかお墓参りには行ってないと思う。夏の間あまり運動していなかった僕も、今日は登るのがちょっときつく感じた。

続いてお参りに行った神社は、我が家の受験の神様だ。

 

この神社というのがちょっとした山の頂上にあるのだけど、石段とかではなくガチの山道、岩場を登る。往復で1時間半から2時間くらいの軽い登山だ。

三人の子どもたちの、それぞれ高校受験・大学受験の度に、合格祈願とそのお礼参りに参拝している。

長男の高校受験の時に「とてもご利益のある神社だ」ということを聞いて、家族みんなでハイキング気分で参拝したのが最初である。以来、確かにみんな志望校へ無事合格しているということもあり、「受験」となるとお参りせずにはおられないということになっている。

「受験」の煮詰まってきた感じの時期に、山登りで体を動かすと気分がすっきりするという効果もあるし、歩きながらいろいろ喋るのもいい。

 

来週末、末っ子の推薦入試があるのだ。

我が家にとってはこれで「ラスト合格祈願参拝」になるのかな。無事に合格できたらもう一度お礼参りに登ることになる。

何度も登っているけれど今日が一番しんどかった。足腰が衰えているんだな。ここ数年の引きこもり生活が効いている。ふだん平地しか歩いてないので、足をしっかり上げなければならない岩場が続くと僕の細もも(細い太もも)が悲鳴を上げている。

陸上部の娘は余裕で登って行くし、週に2、3回バレーボールに行っている妻もまあまあ余裕だ。(待ってけろ、置いてかねぇでけろ・・・)心の声。あるいは実際の声。

息も荒くなるころ、なんとか頂上へ着いた。

 

お賽銭を投げて本坪鈴を鳴らす。

二礼二拍手。

(・・・totoが当たりますように。娘の試験がうまくいきますように。仕事がうまくいきますように。家族が元気でいられますように。・・・あ、いろいろお願いしすぎた。えー、頑張りますのでよろしく見守ってください・・・。)

一礼。

 

山を下りる。もう夕方の涼しい風だ。

帰りの車を運転しながら、いつもの右足の脛が攣った。僕は仕事場の片付けへと向かう。