今日は今シーズン初めてタイツを履いた。
ウール100%の足首までのタイツ、アウトドア用品や登山用品の店で買ったものである。毎年だいたい十一月から五月のゴールデンウィーク明けくらいまで履く。
以前に布団の話の時にも書いた気がするが、僕は寝具、パジャマ、下着の類は、木綿、絹、ウールなどの天然繊維がいいと思っている。あと健康を保つために、下半身を冷やさないようにするということも気をつけている。
なので冬場はタイツを履くようになった。
靴下は絹の五本指ソックスの上に木綿のソックスを重ね履きする、というのを年間通じてずっとやっている。
タイツも靴下も、あからさまに「温かい」という感覚はあまりない。でも無いと「はっきりと冷える」ので、温かいのは間違いない。汗をかいても蒸れないし、なんというか「自然な感じの温かさ」なのだ。
五本指絹ソックスの重ね履きは、足が臭くならないのもいい。
真冬には、寝るとき用に絹・綿・絹・綿の「靴下の四枚重ね」もやる。足が温かいとよく眠れる。
冬にはお気に入りのウールタイツなのだが、弱点は膝が破れやすいことだ。
厚さが何種類かあって、当然厚いほど温かくて丈夫なのだろうけど、値段も高いので薄手のタイプを買うせいかもしれない。仕事場の床からの冷えがきついので履き始めたのだけど、仕事中は立ったりしゃがんだり膝を付いたりすることも多いからかもしれない。
とにかく膝の所がじきに擦り切れてきて、そのうちポカっと穴があく。
朝、ぼんやりした頭でタイツを履いていると、その穴に足の指を突っ込んでビリッといったりする。
今日履いているタイツも、両膝ともにズタボロだ。
今持っているタイツは三枚なのだが、そのうち二枚はすでに「ズタボロ状態」だ。当然買い替えのタイミングなのだけど、まだ暖かい今の時季や春先ならば、このズタボロでもいいかと思って試しに今日は履いてみた。ズボンを履けば見えるものでもないし。
我が家では、いくつかの間違いなさそうな健康法は夫婦で共有しているので妻も同じような女性用のタイツを使っているのだけど、妻のは膝が破れることはないそうだ。椅子に座っている時間も長いせいか、股とか骨盤周りから破れてくるらしい。
つまり二人とも破れかぶれなので新しいタイツを買う必要があるのだけれど、ここで妻から一つの情報がもたらされた。
「ワークマンのメリノウールタイツが安いらしい」
車で通りすがりのワークマンの店頭ののぼりに「メリノウールタイツ」とそのお値段が書かれてはためいているのを見たらしい。
「私、ワークマンって行ったことないから・・・」
僕もない。今度二人でタイツを買いにワークマンへ行ってみようね、という話になった。