totoを当てる日

サッカーくじtotoを当てて人生を変える話

totoの確率

Jリーグのその週の試合のうち指定された13試合の勝敗を予想するサッカーくじtoto」ですが、何か攻略法はあるのでしょうか?

 

 

ajirou.hatenablog.com

 

 

僕がしばらくやってみた感想ですが、攻略法は思っていたよりも、そして恐ろしいほどに「無い」と感じます。

 

totoの正確な選択肢は

.90分でのホームチームの勝ち→1

.90分でのホームチームの負け→2

.その他→0

の3択となっています。

 

90分と言ってももちろんアディショナルタイムは含みます。リーグ戦では延長戦やPK戦はないので「その他」になるのは基本「引き分け」の時ということになるのでしょう。また試合途中での中止や無効試合などについては、今までのところ遭遇していないので僕には分かりません。その都度発表はあるでしょうし、規定には明記されているでしょう。

 

経験したところで言えば、コロナや悪天候が理由ではじめから試合が中止になった場合は、「その試合は3択のどれを選んだ人も当たりとして扱う」という措置が取られていました。ありがたいことです。

 

3択が13試合なわけですから当選確率は1,594,323分の1ということになります。BIGの場合、14試合なので4,782,969分の1ですね。

 

ただ「勝ち、負け、引き分けの起こる確率は同じなのかよ?」とは思いますよね?

僕の体感での予想は、ホームでの勝ち・・・38%、負け・・・34%、引き分け28%くらいじゃないかと思います。ちょっと実際に去年の結果を数えてきましょうか?

たったったったったっ・・・・・

 

 

・・・・・たったったったった。ふーっ(汗)

 

えー、J1全34節、306試合のうち

ホームチームの 勝ち122試合、負け87試合、引き分け97試合でした。

割合でいうと、勝ち39.9%、負け28.4%、引き分け31.7%となります。

 

また、J2全42節、462試合では

ホームチームの 勝ち170試合、負け158試合、引き分け134試合でした。

割合でいうと、勝ち36.8%、負け34.2%、引き分け29.0%となります。

 

J1+J2(全768試合)でいくと

        勝ち292試合、負け245試合、引き分け231試合

割合でいうと、 勝ち38.0%、負け32.0%、引き分け30.0%となりました。

僕の体感での予想は、かなりいい線を行っていたようです。

 

J1では「ホームの優位性は確かにある!」と言っていいくらいの差は示されたと思います。せっかくみんなで応援しているホームゲームでは勝利の歌、気持ちよく歌いたいですもんね。また負け試合の数よりも引き分けのほうが多いのもJ1でした。「負けない」力というものがあるのでしょうね。ただこのデータでは、強いチームはホームでもアウェイでも勝っていて、弱いチームはホームでもアウェイでも負けているという可能性は否定できませんが・・・。

 

そしてJ2ではJ1よりも「ホームで負ける試合を見ることになる確率は高い!」と言えそうです。このあたり「J2は魔境」の言葉が生み出された一因かもしれません。

 

totoで言えば(勝ち:負け:引き分け)=(4:3:3)、ざっとこれ位の差はありそうです。webでいくらか調べてみたところ、これは他の年でもだいたい似たような割合であると言っていいようです。

 

それから、これは去年の結果だけを見てですが、J1・J2ともシーズン序盤の数試合は「ホームでの勝ち」が少なく「引き分け」の試合が多いです。そして4・5月くらいから安定してホームの勝ち試合が増えてくる傾向があるようです。

2022シーズン3月はじめのJ2リーグ第3節、勝ち・負け・分け=0・7・4というこの年唯一の「誰もホームで勝てない」という回がありました。魔境J2恐るべし。

 

また去年印象深かったのは、13勝6敗23分けというJ歴代最多引き分け数を記録した徳島ボルティスの「引き分け力」でした。6敗はこの年リーグ最少ですしね。こうなってくるとtotoでも徳島が入っていると「ま、引き分け選んどけばいいか〜」となるのですが、そうするとシーズン終盤ぐんぐん勝ちを重ね始める、という困った存在でした。

 

 

サッカークラブの強さは基本そのクラブの予算規模と比例します。お金を持っているチームが強い!また、シーズンが始まってしばらく見ていればだいたいそのチームの強さというものはみんな判ってきます。

だからtotoでも「こっちが勝ちそう」「これは力が拮抗している」という感じはある程度みんな共通しています。またtotoの購入サイトでは、購入者がどれに投票しているかをオンタイムで発表もしています。

普通に予想していくと、みんなが買っているパターンとだいたい同じになります。これが当たるならみんなが当たる筈なのですが、なぜか誰も当たりません。

 

そう、サッカーは「強いほうが勝つ」とは限らないスポーツなのです!

 

なぜ強いチームがずっとボールを支配し続けて1点も取れないのか? なぜ攻められまくって自分のゴール前を全員で守り続けたチームが、何かのはずみで相手ゴールに1点入れてしまうのか? なぜ優勝目前の首位のチームが、ぶっちぎり最下位のチームに1−0で負けてしまうのか? なぜ? なぜ・・・?

絶対に堅い!と信じていた予想が外れたとき、人はまたフットボールの深淵を覗くのでしょう・・・。

 

「必ずしも強いほうが勝つわけではない」、それがサッカーという競技の魅力の一つなのですが、それについてはまたの機会に語らせてください。

 

とにかく、サッカーの予想は神さまにだって難しい。そういうことです。