今日は朝から強い雨が降っていました。
時折、雷も鳴っています。
雷はどういうわけか割に好きなんですが、春の雷は夏の雷ほどワクワクしないなぁ。
あるいは単に今日の僕の気分が、少し沈んでいただけかもしれません。
いつもより暇だった仕事を終えて、いつもの図書館へ行きました。
いつもの子ども傘を差して。
今週返却したのは、タモリ本と児童書でした。
* * *
三月末に、最終回までちゃんと観られるか心配していた「タモリ倶楽部」。
僕のお願いを聞いてくれたわけではないでしょうが、四月に入ってからも、住んでいる地域での放送は続けられ、無事に最終回まで録画できていました。
あざーっす!!
一つの時代の終わりを感じます。
ラスト6週分くらい溜まっている録画を、プリンを一匙一さじ味わうように、ヤクルトをちょびちょび飲むように、ゆっくりと観ていきたいと思います。
そんなこともあり先週は、図書館に行った時に「何かタモリさん関連の本はないかなー?」と探してみたのでした。
図書館の端末で検索すると、「タモリ伝」「タモリ論」「タモリ学」「タモリ読本」「タモリと戦後日本」などのタモリ本が何冊かありました。
そのうちの多くが「貸出中」となっており、これは僕みたいな誰か(きっと暇なおっさんだね)がやはりこのタイミングでまとめて借りてるっぽいなー、と思いました。
似たようなタイトルの本が多いのですが、出版されたのも2014年、15年と同じような時期です。
これは多分「いいとも」が終わった頃ですね。
「笑っていいとも」は僕の中では「学校をサボったときに観る番組」でした。
その中から残っていた「タモリ学 タモリにとってタモリとは何か?」と、タモさん自身が書いた「タモリのTOKYO坂道美学入門」の2冊を選びました。
* * *
また、いつも楽しみに読んでいるブログで紹介されていた後藤竜二著「キャプテン」シリーズが、<僕も好きそうな予感>がしたので探してみました。
「キャプテンはつらいぜ」「キャプテン、らくにいこうぜ」「キャプテンがんばる」、三部作の児童書です。
この本は1981年に書かれた本の復刻版のようで、登場人物のセリフからは、僕が子どもだった80年代の香りが漂ってきます。
「ファミコン登場の前夜」という時代で、子どもたちはまだ一日中外で遊び、ゲームセンターはマジで危険な場所だった思い出があります。
子どもの数もピークで多くて、受験の倍率なんかもかなり高かったと思います。
そんな時代背景を映しながら、弱小野球チームのために奮闘する少年少女大人たちのひと夏の物語です。
でも子どもたちが直面する問題は、40年以上経った今でもあまり変わらない気がしました。
それぞれの問題に向き合う仲間たちが、少しずつ影響し合い、少しずつ助け合いながら、みんながそれぞれの持ち味を出して、少しずつ、でもぐんぐんと成長していくんですよ。
思ったとおり、やっぱり好きな物語でした。
大学生の方の娘にも薦めてあげたい。(本の趣味が合うので昔から良かった本はお薦めし合っています。)
そういえばこの図書館も、いつも子どもたちと一緒に来ていたんだよなあと思いました。
最近はずっと一人で来ていたのですっかり忘れていましたが、本当に久しぶりに児童書コーナーに足を踏み入れたことで思い出しました。
ただ、平日の児童書コーナーで、子供連れでないおっさんは「不審者感のない立ち居振る舞い」というものを意識せざるを得ませんでした。
これもまた時代ですね。